課題演習DA:地震学
* 課題演習DAは、京都大学理学部3回生(前期)向けの固体地球物理学の演習です。
(Last Modified: April 1, 2024)

地震が発生したとき、地震に関する最も基本的な情報は、 地震の震源の位置です。

最近ではテレビでもおなじみですが、 この位置は、地震の断層を直接目で見つけだしているわけではありません。 地震計に記録された地震波の到達時刻から「推測」されています。

震源の位置を推測する原理は、GPS測量でも用いられています。 位置(軌道)がわかっている複数のGPS衛星からの電波が、 地表のGPS受信機まで伝播するにかかる時間をもとに、 地表にある受信機の位置を決めています。

本演習では、 震源決定の原理と方法を学び、 自らプログラムを作って、 地震の震源の位置を決めてみます。 その過程で、どのような要因が推定値に影響を与えるかも考えます。

1. 地震の震源決定の原理とプログラム作成 【演習1-1~4】
2. 日本の地震観測網
3. 本物のデータで震源決定 【演習3】
4. 断層の方向の推測 【演習4】

【レポート】
課題はこちら
★提出先:PandA
★締め切り: 2024年6月25日(火)17:00(X班)、 2024年7月16日(火)17:00(Y班)
締め切り後、レポートは一切受け取りません。


担当教員:久家慶子(くげけいこ;地球物理学分野・地震学研究室; 理学部1号館255号室)
担当教員:大谷真紀子(おおたにまきこ;地球物理学分野・地震学研究室; 理学部1号館249号室)