日本と世界の地震活動をみる:Excel入門

表計算ソフトの Excel は、Windows PC ならば、 ほとんどの場合インストールされていて、なじみのあるソフトです。 もともと、会計計算などのビジネス用途に開発されたソフトなので、 科学計算用としては違和感を感じるところもありますが、 ちょっとした用途なら十分に使えます。 データを図にすることも簡単にできます。

本演習では、おもにこの表計算ソフト Excelを使って、 手軽に、地球科学のデータ解析や数値計算に触れようと思います。

現在の地球科学では、 大量の観測データを表示・解析したり、 大規模な数値シュミレーションを行ったりします。 大量のデータを高速で複雑に処理するために、多くの場合、Fortran や C などといったプログラム言語で書かれた専用プログラムを使います。 本格的に研究を行うには、Excelでは限界があり、 これらの言語を勉強することも必要になります。

東北地方の地震
東北地方で起こる地震の震源の分布を東西鉛直断面図に表示します。

世界の地震
世界で起こる地震の震源を地図の上に表示します。 あわせて、マグニチュードの頻度分布を作成します。 近似曲線を求めることも行います。