地震計の応答関数を計算して地震計データから取り除く
(Last Modified: November 26, 2015)

地震計で記録されたデータは、地動そのものではありません。
地動に地震計固有の応答関数が畳み込まれたデータになっています。
説明pdfはココ

そのため、地動のデータを得るには、 地震計のデータから、地震計の応答関数を取り除く必要があります。

上の説明pdf内の(1.12)式のA(s)の複素数値を計算し、 フーリエ変換して得られた周波数領域の複素数データf(i)を割ることで 地震計の応答関数の影響を除去することができます。

火山センターに設置した広帯域地震計CMG40Tの場合、 地動変位に対する 応答関数A(s)の計算に必要なパラメタの値は、

n=3
z1=z2=z3=(0.0,0.0)

m=2
p1=(-0.1481, 0.1481)
p2=(-0.1481,-0.1481)

DsA0=800

となります。