課題演習DC「地球の鼓動を探る」:モデリング編
◆◇◆阿蘇火山噴火で何が起きたかを地震計記録から調べよう◆◇◆
2014年12月1日〜12月24日(4回)久家慶子担当
(Last Modified: December 1, 2014)

ついに、2014年11月25日に阿蘇火山が噴火しました。

阿蘇火山の活動経緯の概要は、 気象庁から公開されている解説資料でみられます。 (熊本地方気象台ホームページ
現在の火山の活動のようすは、 火山研究センターホームページにある ライブカメラや砂千里観測点の地震波形からわかります。

幸いにも、夏季実習で本堂トンネルに設置した広帯域地震計が、 噴火開始時を含めて、設置からこれまでずっとデータをとりつづけています。

今回の演習では、このデータから、 噴火前や噴火時に何が阿蘇火山に起こっているか を調べてみようと思います。

●阿蘇・本堂の観測波形をみる

地震計で記録されたデータは、地動そのものではありません。 地震計固有の応答関数が含まれたデータになっています。
これらの説明はココ

地動を見るためには、取得されたデータから、地震計の応答関数を 取り除く必要があります。 今回は、SACというソフトウェアを使ってこの作業を行いながら 地動のようすを観察します。

阿蘇のデータがあるサーバにログインして、 作業を行ってください。
作業やSACの使い方などはココ

サーバへのログインやwin形式のデータを扱うコマンド等は、 第1回目の演習のメモにあります。
ココ

※11月2日に起きたフィジー深発地震のP波を使って、 地震計の極性が正しいことを確認しました。 (12月1日追加)
ココ

※本堂観測点と第一火口の位置関係 。 本堂はおおよそ第一火口の南西約1kmにある。 (12月23日追加)
ココ
棒の立っているところが本堂の位置 。 距離スケール(m)は右下にある。

●理論波形を計算する

例などはココ